下川関の趣味ブログ

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【25-26 NBA】サンダーVSスパーズ Game-2

 ゲーム1はウェンビーのエイリアンみが大爆発してOT2で勝利に導くという見応えのある内容でした。そして迎えたゲーム2ですが、これがまた非常に面白い試合になっていましたね。個人的には今日の試合の方が面白かったです。ということでいつ以来だろうというペースで記事を書いています。今回も気になったポイントについて触れていきたいと思います。

 

サンダーのウェンビー対策

 ディフェンスチームのサンダーとウェンビーを抱えるスパーズという、共にディフェンスに強みがあるチーム同士の対戦ながら113対122というハイスコアゲームになったゲーム2。

 サンダーはホルムグレンとハーテンシュタインのツービッグ体制を継続します。ウェンビーがインサイドにポジショニングしようとしたらすかさずハーテンシュタインがフィジカルに押し出し、ゲーム1と同じ轍は踏まないという気概を感じました。

 そうなるとスパーズとしてはアウトサイドから攻略すればいいという話になり、今日は16/40でスリーを決めていたので、概ねツービッグの弱点を突けていた印象があります。但しシャンパニーの1/7がちょっと辛いところで、これがあと1本でも入っていれば流れを変えられたかもしれない。

 

 個人的にはサンダーのツービッグは、彼ら本来の武器である異常なローテーションスピードが落ちるということと、ホルムグレンが波が激しい選手ということで否定的に見ていたのですが、今日はこのツービッグでスパーズのディフェンスを完全攻略したように見えました。サンダーのオフェンスは以下のような特徴があって、

 

  • ウェンビーがいるサイドとは逆からドライブする
  • ウェンビーとマッチアップする選手のスリー
  • ツーメンゲームでウェンビーを引き出し、ダンカーズスポットorコーナーからのカッティングで攻める

 

 こういう感じです。いずれもウェンビー対策で、彼のとんでもないところから手が伸びてくるリムプロテクションを避ける為の戦術で、上の二つはゲーム1からやっていて、カルーソが31点取ってくれました。ただここはスパーズも諦めるしかなかったというか、ここを捨てたことでウェンビーのゴール下での存在感が際立ち、アウトサイドを追いかけないことでオフェンスでの体力温存も出来ていたように見えました。

 今日目立ったのはダンカーズスポットやコーナーのカッティングのところで、言い換えるとウェンビーの裏のポジションから攻めるプレーです。ツーメンゲームでブロックに飛ぶタイミングを計るのが上手いウェンビーですが、自分の視界の外からの攻撃も見なければならないとなればそうもいきません。

 避けるだけじゃなく、前後に揺さぶる。これによってリバウンドとリムプロテクションという得意技に集中出来たゲーム1に対して、あれもこれもしなければならず段々と疲労が蓄積していったようなゲーム2に見えました。

 

ウェンビーの平均速度(オフェンス/ディフェンス)

ゲーム1 4.55/3.65

ゲーム2 4.25/3.94

NBA.com

 

 トラッキングデータを見ると、ゲーム1に比べて明らかにディフェンスで振り回されたという数字です。代わりにオフェンスでの運動量も落ちており、サンダーにディフェンスを強いられた感があります。

 そしてその中核的な役割を担ったのがハーテンシュタインとホルムグレンでした。ハーテンシュタインとウェンビーがペイントエリアで正対するシチュエーションで、ホルムグレンはカッティングしてウェンビーの裏からパスを貰うみたいなことをしていて、このビッグマンコンビで攻守に削りに削ったという印象の強い内容でした。特にハーテンシュタインはディフェンスでもウェンビーをインサイドで削っていたので、今日のツービッグは大成功と言っていい内容に見えました。

 

プレーオフ経験の差

 これが苦しくてスパーズはゾーンにしていましたが、そうなるとすぐさまカルーソがギャップで中継役になり、ウェンビーをゴール下とコーナーの2on1で振り回します。このプレー自体はセオリーだと思うのですが、特筆すべきは切り替えの早さですよね。さすがは優勝チーム、正解だと分かっていてもその通りに全員が動けるチームは希少です。

 最終的にはウェンビーがツーメンゲームでドロップを徹底してリバウンドに集中する、つまりあの驚異的なリムプロテクションが完全に封殺されるという結末を迎えました。サンダーはドライブからのミドルを連発して悠々シュートを決めていきます。本当に見事だったダグノートの采配。

 

 それだけオフェンスで完膚なきまでにスパーズを攻略した割に、試合は7点差でした。それはつまりスパーズはスパーズでオフェンスで対抗出来たということです。

 ウェンビーがインサイドのポジション取りが困難になってアウトサイドに出ると、ペイントタッチがハンドラーの仕事になります。ツービッグのディフェンスが……とは言いながら、その弱点を突くには展開しなければならず、ビッグマンが二人いる分だけ寧ろ突破するのは難しくなったようにさえ見えましたが、変わらずキャッスルとハーパーは良い活躍をしていました。

 

キャッスル

25点5リバウンド8アシスト

 

ハーパー

12点2リバウンド3アシスト

NBA.com

 

 キャッスルは本日も大量のターンオーバーを喫しましたが、繋がったところでしっかりとスパーズのウィングが決めてくれたこと、更にケルドンが5つのオフェンスリバウンドを取ってくれたこと等、ロールプレイヤーの仕事で試合を持ちこたえさせていました。

 ゲーム1の経験、インサイドのウェンビーという最高のパスターゲットがいないことから、ゲーム1以上に苦しそうに見えました。おまけにハーパーの負傷離脱です。キャッスルは本当によく頑張っていたなと思います。

 同時にフォックスがいれば……ということを凄く感じました。キャッスルとしても自分がボールを持ってアタックしなければならないというのと、フォックスから貰って仕掛けるのでは全然違うと思うので、もっと楽にツービッグのディフェンスを咎められたと思います。だからこそ、本当にキャッスルはよく頑張ったなという話です。二年目の選手とはとてもじゃないけど思えません。

 

 総じて、チームとしての経験の差が出た試合だったという感想です。スパーズもこれだけ苦しい状況でロールプレイヤーたちはよくシュートを決めていましたし、ハードワークで足りないところを必死にカバーしていました。間違いなく今シーズンの積み上げの成果が出ていました。

 しかしサンダーはその道のりをもっと長い時間を掛けて続けてきた、そういう差です。カルーソが急にギャップに入って捌き始めたの、結構本当にびっくりしたんですよね。数年は記憶に残りそうなプレーです。

 ゲーム3はどうなるんでしょうか。正直全く想像がつきませんが、私が思いつく限りでいえばコーネットにもう少し頑張ってもらおうか、ぐらいでしょうか。スパーズも全然悪い内容ではなかったので、自分たちを信じて突き進む……しかないでしょうね。

 サンダーはサンダーでジェイレン・ウィリアムスとAJミッチェルが負傷していたので、結構苦しいですよね。今日のSGAはツービッグで勝っていたこともあり比較的余裕のありそうだったので、その分のエネルギーをゲーム3以降で発揮してもらう必要がある気がします。

 本日はここまでです。ゲーム3、楽しみにしています。