前回の記事では必要最低限の情報のみを纏めて投稿しましたが、今回は私の実体験やよくある失敗談を元に、一人暮らしの冷蔵庫の選び方について詳しく書いていきます。
容量の目安
調べてみたところ、一人暮らしで自炊する予定であれば180L前後あればある程度満足出来るかと思います。一般的に150L以下が外食メインの方向け、180L以上が自炊をする方向けという区切りのようです。
私が使用している冷蔵庫は約140Lなので、完全に自炊をしない人向けのモデルですね。やっぱり自炊をする上ではかなり苦しいです。それでも出来なくはないので、180L以上あればまず間違いなく大丈夫でしょう。
ただ容量が大きいという事は、当然縦や横の寸法が大きくなるという事であり、引っ越し先の状況によっては設置出来ない可能性があります。それと女性の場合、縦長の冷蔵庫だと高さ的にものの取り出しがし辛くなったり、冷蔵庫の上に電子レンジを置けなかったりするので、そちらもご注意ください。いずれにせよ冷蔵庫を購入する際は、寸法が許す範囲で容量の大きなものを選ぶ事を頭に入れておきましょう。冷蔵庫の容量は持て余すぐらいがちょうどいいです。
片開きと観音開き
容量と同じぐらい大切なのがドアの開き方です。しかしこれを文章で書くのは不親切だと思うので、画像を見ながら解説したいと思います。
①ドアの開き方

画像は左開きの冷蔵庫です。この物件では冷蔵庫の左側に壁があるので、ドアが壁に干渉して完全に開きません。
これはよくある失敗例です。庫内に引き出しがなかったり、ドアポケットが小さかったりでこれぐらいの可動域でも問題ない機種もあります。私の冷蔵庫はそうでした。しかし場合によってはドアポケットと引き出しが干渉して引き出しを開けられなかったり、ものの出し入れが極端にやり辛くなる可能性があります。

ドアの可動域に障害物がない事、これが冷蔵庫を選ぶ上で重要な視点です。この場合右開きの冷蔵庫を購入する事でドアの可動域を充分に確保出来ます。
冷蔵庫のサイズ

大抵の物件はキッチンの横に冷蔵庫を置くスペースがあるかと思います。しかしそれがない場合、廊下に冷蔵庫を設置しなければなりません。
これは廊下に冷蔵庫を置く時の失敗例です。サイズが大きすぎて冷蔵庫の対角と干渉。こちらも作業性の悪化を招き、ドアの高さによってはそもそも開閉自体が出来ないという最悪の結果になります。

こういった失敗を避ける為には、ドアを開けた状態を加味した冷蔵庫を購入する必要があります。そうなるとどうしても小容量の冷蔵庫になってしまうので、観音開きの冷蔵庫の購入を検討してもいいかもしれません。但しその場合も、ドアの可動域に障害物がない事をよく確認しておきましょう。特に観音開きは左右どちらもスペースを確保する必要があるので、そこは要注意です。
ここからはキッチン横に冷蔵庫を置く場合と、廊下に置く場合の二パターンについて、選び方のポイントをもう少し詳しく解説します。前提としていずれの場合も、玄関から新居に搬入出来るサイズである事は確認しておきましょう。尤も、180Lであれば玄関から入らないという事はまずないかと思います。
キッチン横に冷蔵庫を置く場合のポイント

確認すべきは置き場の寸法、障害物の有無の二点です。
冷蔵庫は放熱の為に左右に最低5センチ程度の空間を保つ必要がある為、それを加味した寸法のものを購入しましょう。置き場の横幅が60センチであれば50センチの冷蔵庫、といった感じです。間違っても60センチあるからと言って横幅60の冷蔵庫を買わないように。逆に奥行についてはオーバーしてしまっても問題ありません。
障害物の有無については内見で確認しておきましょう。基本的には冷蔵庫の左側に壁があるなら右開き、右側に壁があるなら左開きのものを購入すると、ドアが開かないというトラブルを回避する事が出来ます。

しかし本当の事を言うのであれば、左側に壁があるなら左開きの方が理想です。というのも上の画像のように、キッチンから冷蔵庫のものを取り出そうとした時、ドアが邪魔になるからです。動線的な問題ですね。私の家がまさにこれで、常々不満を感じています。
この例での理想は左開き且つ可動域に問題がない冷蔵庫。しかしその条件で絞ると行き着くのは必然的に小型の冷蔵庫になります。そうなると容量が小さくなるので逆に自炊がしにくくなるという本末転倒な結果に。
ここまでご覧になられた方は薄々感じているかと思いますが、冷蔵庫選びというのは奥が深いです。恐らく他の家電と比較してもかなり難易度が高めで、容量も動線も完全に満足いく商品を選ぶのは難しい。人によっては引っ越し先が遠方で内見出来ないという事もあると思うので尚更です。

なので冷蔵庫は100点満点を狙うのではなく、80点狙いのつもりで購入しましょう。結局どれだけ考えたって何かしらの不満は出ます。それはやってみないと分からない事なので、デカすぎて設置が出来ないとかドアが開かないとか、そういった致命傷だけは避けつつ、その範囲内での最高点を狙いましょう。
そして容量と動線、優先すべきは容量です。動線が悪くても自炊は出来ますが、容量が小さすぎるとそもそも自炊が出来ません。180L前後の容量が確保出来て、且つドアの開閉に支障がない事が確認出来たならば壁際にドアが開く冷蔵庫を買いましょう。よく分からないなら左側に壁があれば右開き、右側に壁があれば左開きで大丈夫です。それでとりあえず致命傷は避けられます。
冷蔵庫は非常に高価なものなので、なるべく満足いく性能のものを買いたいという気持ちは非常に分かります。しかしそれを理由に引っ越し前の貴重な時間を消費するのは勿体ないです。冷蔵庫は買い替えられますが、失った時間は幾らお金を積んでも買えません。家族や友人との貴重な時間を大切にしましょう。
廊下に冷蔵庫を置く場合のポイント

廊下に冷蔵庫を置く場合も気を付ける事は一緒です。寸法と障害物の有無。
まず廊下~キッチンまでの幅を確認しておきましょう。その幅の中に冷蔵庫の奥行+横幅の長さが収まればとりあえず問題ありません。ちなみに冷蔵庫の横幅=ドアの横幅ですね。
しかしあまりにもギリギリ過ぎるとドアを開けた時に圧迫感があると思うので、観音開きの冷蔵庫を選ぶ事も視野に入れましょう。観音開きという構造上、ドアの寸法は片開きの冷蔵庫の半分になります(一部例外もあります)。また比較的容量も大きいので、廊下置きであれば観音開きの冷蔵庫はお勧めの選択です。ただあまりにも大きすぎると、そもそもキッチンと冷蔵庫の隙間が狭くなって通りづらくなるというのと、しつこいですが左右の障害物には注意してください。通路幅は50センチ以上を確保したいですね。
以上になります。私は完全に冷蔵庫選びを失敗した側の人間ですが、その大部分はやはり容量が小さいというところなので、私の経験談から言える事は「冷蔵庫はデカい方がいい」で終わってしまいます。それで終わってしまったら何の役にも立たないので、色々と調べた結果をこういった形で纏めてみました。その為、今回は私の失敗談というよりは、私が次に冷蔵庫を買う際に気を付ける事を備忘録として残した感じになります。お役に立てれば幸いです。